屋根用の土、なんばん漆喰「シルガード」の話 【株式会社 馬場商店】

屋根用の土?= シルガード!
古くは土としっくい、別々で使っていた。
それを茨城県周辺で、なんばん漆喰と呼ばれる、石灰や砂や粘土を混ぜたものが使われはじめ、一緒になっていた方が便利だということで広まっていったのがなんばんの発祥とされる。
シルガードは材料に粘土が含まれていないので頑丈!
消石灰
骨材
着色剤
防水剤
繊維
水分
シルガードが遅く硬化するのは屋根で使いやすくするため!
消石灰の炭酸化に硬化している。
空気中の炭酸ガスを吸って固まる→ 石灰の気硬化
(セメントは水硬性ですぐ固まる→ 袋詰めで混ぜないで使いやすくするためにはセメントが入っていると固まってしまうので使えなくなる)
水分は全て蒸発するので、硬化後に軽くなる。
水分が抜ける分、収縮率は高く、ひび割れも起こりやすい。
硬化スピードはかなり遅く、完全に硬化するまでは2ヶ月かかる。
硬化後の吸水率は2%未満(白)になる。
シルガードは売れている黒より白の方がいいらしい。
成分が多い分、材料をいかに撹拌して均一に作るかが重要です。
馬場商店では、バッチ式で20tもの材料を一気に十分に混ぜてから、1袋1袋に梱包している。
黒色のものが主流だが、白華していずれは白くなる。
積雪寒冷地での冬季のシルガードの使用には、セメントを混ぜて使うのが理想的です。
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